2012年国際航空宇宙展 取材あれこれ

週刊アスキーPLUSに
2012年国際航空宇宙展 JAPAN AEROSPACE2012の取材記事がアップされました。
2012国際航空宇宙展で一挙公開された最新宇宙技術に大興奮

こちらでは、記事にならないことを少々。

10月10日に、SJAC主催の「宇宙セミナー 主要国の宇宙政策と日本の宇宙利用戦略」がありました。
午前の部は海外からの講演者がすごい。
イギリスから、SSTL Group Excective ChairemanのSir. Martin Sweeting
サーですよサー。Sweeting卿とお呼びしなくてはならないのか。
SSTLの歴史や小型衛星を使ったプロジェクト、災害観測プロジェクトDMCやガリレオのGIOVE-A衛星についてなど。民生品を採用して、短納期かつ低コスト(on time & in budgetですって)を達成していると強調。COTsの成功例ということらしい。人工衛星は電機の部分が大きいと思うが、人工衛星の小型化、高度化をムーアの法則で説明してるところが面白い。あと、SSTLは今EADSの傘下なんですね。

NASAからは国際協働に関する講演。アジア方面代表のBlackerby氏、スライドショーに宇宙兄弟の写真出したりしてサービスがいい。
フランス、イタリアからはそれぞれCNESとASIの方。

ロシアからは、ISTCシニアプロジェクトマネージャのDr. Tatiana Ryzhova。
ISTCには宇宙プログラムもかなりあるという紹介。2001年の火星気球プロジェクトや、1995年の弾道ミサイルを使った微小重力実験など。面白いけど紹介例が少し古いという印象。日本からISTCに6500万ドルとかなり拠出していて、日本が絡んでいるプロジェクトは226件もある、とのこと。認知度アップと支援を、というところかな? 冷戦終結に伴う、軍事の民生活用を進めるためのプロジェクトとして宇宙を、というISTCの起こりそのものが興味深い。

午後の部は、日本の宇宙企業からの講演。三菱重工の淺川事業部長のお話は、先日H-IIB打ち上げ移管の記者発表でも聞いたところだが、H-IIA高度化の詳細が聞けたのは嬉しいところ。静止増速量世界標準(1500m/sec)とはアリアンロケットが作ったデファクトスタンダードとのこと。現状のH-IIAは1830m/secなのでこれを世界標準までもっていくと。具体的にはバッテリー長寿命化なども含めて、第二段が長く機能するようにするそうだ。

IHIAの佐藤豊宇宙技術部室長の講演は今回の成果。衛星調達合意で国内宇宙事業をやられて、海外へ活路を見出したのはIHIAもそうだったのか……。輸出に弾みがついたのは、2001年以降とのこと。

日本電気から安達昌紀宇宙システム事業部長。やや抽象的な内容だが、新興国で「国民一人当たりGDPが1000ドルを越えると、人工衛星の潜在的保有意欲が芽生える」というのは面白い。このラインをちょうど超えたあたりに位置するのはパキスタン、インドなど。ちょい下なのがセネガル、モーリタニア……なるほどねぇ。

展示についてはもう、週アスに書いた通り。「最新宇宙技術に大興奮」と見出しを付けてくれたのは週アスの編集者Kさんだが、それは私の原稿がハイテンションだからなんでしょうね。実際会場ではハイテンションだ。宇宙ブースの方が航空ブースより閑散としてるんですけどね。

そして、三菱電機ブースは今回ない(2008年には出展していた)。時期が時期だけにそりゃそうだろう。けれども、宇宙ビジネス関係の話題ではかならず、トルコTurksatを受注した話がでる。三菱電機は不在なのに、皆その話をしている。(三菱電機って2013年の採用増を発表してなかったかな……)。

 

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