おはようロゼッタ 冬眠開け通信成功!

日本時間2014年1月21日午前3時18分、ESAの彗星探査機ロゼッタからの冬眠開け通信が届きました。

ESOC中継をずっと見ていました。予定では午前2時に探査機は通信を始めるはず。午前2時30分に通信ウィンドウが開いて、電波が届くのに45分。予定では2時45分以降に探査機の第一声が聞かれるはずなのです。

なかなか表れない……。通信を担当しているのはNADAのDSNで、ゴールドストーン局からのモニターにピコーンと波形が立つはず。ツイッターで「音声がないようですが」との質問があったくらい、ESOCのみなさんはずっと息をひそめてモニターを見守っておられました。

最初のウィンドウ開始から48分、心配になってきたころ画面から歓声と拍手が。ロゼッタ運用マネージャのAndrea Accomazzoさんがガッツポーズをしていて、やった! という感じ。こういう時の様子に国の違いはあまりなくて、「うちの子がやったよ!」感にあふれていたように思います。

探査機のミッションをリアルタイムで見守って、達成を分かち合う機会というのはそうしょっちゅうある機会ではありません。見ていてよかった。楽しかった。

おめでとう、ロゼッタ冬眠からお目覚め。彗星到着、そして初の彗星探査もきっと見守ります!

ロゼッタからの通信が届いた瞬間。

ロゼッタからの通信が届いた瞬間。

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起きろ! ロゼッタ!! 1月20日彗星探査機「Rosetta」冬眠開け

2014年1月20日10:00 UTC (日本時間1月20日19:00) 、1週間後にESAの彗星探査機Rosettaが、2年7カ月ぶりに冬眠モードから開けて活動を再開します。8月のチュリモフ・ゲラシメンコ彗星到着、11月に予定されている史上初の彗星着陸探査がとても楽しみです。

ESAは、#wakeuprosetta キャンペーンを開始しており、ロゼッタ休眠開け応援動画の投稿などを募集中。↓の公式動画に関連してたくさんの投稿が寄せられています。こんな風に、探査機をSNS上で応援するのはいいですね。「はやぶさ」のタッチダウンの時にはまだそうと知らなかった私ですが、貴重なミッションをリアルタイムで応援する機会です。

思いっきり応援しましょう!

あるとき、ロゼッタという名の探査機が夜空に打ち上げられました。
待ち受ける長い長い旅は、太陽系のふしぎを解き明かすため。
ロゼッタは小さなお供、着陸機のフィラエを連れて
ずっとずっと長い間の夢、ついにその旅路に出ました。
とても遠いチュリモフ・ゲラシメンコ彗星を追うのです。

ロゼッタはたくさんのエネルギーが必要なので、
地球と火星を周って手に入れました。美しい景色を見ながら
どんな探査機もいったことのない道へ向かいます

ロゼッタはダイヤモンド型の何かをみつけました。
小惑星シュテインスです。
地球の誰もまだ見たことのない、驚くような写真をたくさん撮って
ロゼッタが速度を上げると、ダイヤモンドは去っていきました。

その先に、巨大な姿が現れました。
年経た大岩ルテティア、高さ100キロ、幅100キロで
表面には大きなクレーター。ロゼッタは故郷にたくさんの写真を送ります。
こんな驚異もまだ始まったばかり冒険のひとつなのです。

力をくれる太陽から遠くなり
ロゼッタはなんだかとてもくたびれてきました。休息が必要です。
宇宙の旅はまだまだ続きます。
ロゼッタは深い眠りにつきました。2年と7カ月12日のあいだ。

さあ、ロゼッタが起きて、目を開けるときが来ました
起きて、ロゼッタ。君とフィラエには彗星追跡が待っているよ
起きて。起きて! ロゼッタ!